Mio treno - A che ora parte il prossimo treno?-

自分の持っている鉄道模型や大好きな近鉄を中心として話題展開しているブログです。

キハ40 2000番台 姫新線 ~郷愁の赤とんぼ~

夕焼け小焼けの 赤とんぼ おわれて 見たのは いつの日か


姫新線といえば、まず、この歌が頭に浮かぶ。本龍野駅。作詞家の三木露風が子供のころ育った龍野(たつの市)に思いをはせて、作詞したそうだ。山田耕筰の曲が素晴らしいのは言うまでもないことだが、この路線で朱色が使われるのはこの赤とんぼにちなんでのことだと聞いたことがある。子供のころにこの地を1度訪れたことがあり、国民宿舎赤とんぼ荘にとまったことと、赤とんぼの記念碑を見たことをうっすらと覚えている。



2月はゆったりやくもに始まり、キハ58土佐、マリンライナー、快速エアポート、189系あさまなど派手なリリースが続いた中で、実は、この姫新線カラーのキハ40 2000番台のリリースをひそかに待っていた僕。この朱色は何とも言えない郷愁を誘い、なぜか懐かしくなる。春のさくら、菜の花、レンゲソウ、夏の緑の山々、かわずの鳴き声、川のせせらぎ、田植え、稲刈り、焚火の煙、彼岸花、たわわに実った柿の木、夕焼け、そういう日本の故郷の風景によくなじむ色合いのように思う。この模型が我がレイアウトを走るのをみるとそういった自然のにおいと音が伝わってきそうだ。ノスタルジア。


多くの赤とんぼたちもこの列車を見送ったことだろう。


夕焼け小焼けの 赤とんぼ  止まっているよ 竿の先


今日はちょっとゆっくりと深呼吸して、キハ40の走りをゆっくりと眺めていよう。今日は1両(M車)が到着。明日、もう1両(T車)が届く予定~。


白鳥 485系 ~津軽恋女~

今年の冬は本当に寒い。列車も遅れや運休といった文字をよく見かけた。日差しのまぶしさは少し春の兆しを思わせるものの、まだ風は冷たい。


冬といえば、日本海、雪、崖に打ち寄せる海の波しぶき。太平洋よりも、なぜか日本海に目が行くのはなぜかな?津軽海峡冬景色、哀しみ本線日本海、演歌もマイナー調の曲が多い。


大阪から津軽へ向かう列車は昔、本当に長距離を走っていた。僕が小学生の時、夏休みに北海道にいた親せきを訪ねて、寝台特急日本海、青函連絡船、特急北斗と乗り継いで札幌まで行ったことがある。その当時小学2年生だった僕は、自分から寝台特急日本海と特急北斗に乗りたいといったものの、長距離の移動(子供だったので、景色を楽しむということもあまりなく、旅行というよりも移動といった方が正確かもしれない)に退屈してしまい、札幌にはいつ着くのか何度も両親に尋ねたことを覚えている。座りすぎておしりも痛くなってしまった。今ならば、この長距離の旅を楽しむことができるだろうが…。今や、新幹線網が発達してしまい、長距離夜行バスも発達してしまったから、長距離特急や寝台特急も少なくなり、廃止されたものも数多くある。今から思うと、もっと乗っておけばよかった…と思うばかり。


その1つが特急白鳥だ。大阪から青森までを走る特急は西村京太郎さんのトラベルミステリー、「白鳥14時間」にも登場する。大阪から日本海沿いをひた走り、青森へ向かう。14時間という時間の長さがいかに長距離を走っていたかを物語っている。その長距離走行を支えていたのはやっぱり485。



ホワイトにブルーとグリーンのラインが入った爽やかな色合いもお気に入り、なんといっても長距離を走る昼間特急というのに旅情を感じる。この爽やかな色合いとは裏腹に、自然の厳しさを背に走っていた上沼垂色の485。実際の鳥、白鳥もその美しさ優雅さと対照的に水面下ではすごい運動量をこなしていると聞いたことがある。この長距離列車を名付けた人がそこまで考えていたのかはわからないが、まさにぴったりのネーミング。長距離特急「白鳥」のすごさを改めて感じる。



もし、今年の冬にこの津軽へ向かう列車が走っていたら、運休が相次いだのではないか…??とこの模型を見ながら想像している。津軽といえば、思い出す歌がある。新沼謙治さんの津軽恋女。この歌には7つの雪が登場する。「こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つこおり雪」特にこの歌詞の素晴らしいのは、最後に「春待つ」という希望を感じるフレーズが入っているところ。もうすぐそこまで来ている春を待ちながら、この485を眺めている。


1歩遅れた入線~ゆったりやくも~

他の人たちが、楽しそうにゆったりやくも入線のブログを書いていたころ、僕の家に届いたゆったりやくもは初期不良。動力車が脱輪を繰り返し、KATOの修理センターに回送(泣)。
そしてとうとう、今晩、そのゆったりやくもが再来!遅れること2週間。長かったような、短かったような…。待っている間に、我が家にはマリンライナーがやってきて、何となくにぎやかな雰囲気に。名前通り、ゆったりとやってきたゆったりやくも。無事に入線!今回は動力車も大丈夫!!!


やくもといえば、キハ181系のやくも。これが小さい頃の出会いで、その時はプラレールのやくも。かっこよさに惹かれた。381系のやくももいろいろな色に塗りなおされたりして、今のピンクとグリーンの色合いがすご~~~く気に入った。数年前に出雲大社に行った時、このやくもに乗りたいがために、無理やり予定に組み込んで、少しの区間だけどゆったりやくもに乗車。うん、かっこよかった!僕が好きなのは、貫通扉のついたクモハ入りのやくも。これが一番好き、


なぜか、貫通扉つきの車両にひかれる。北近畿に使用されていた、183系も、貫通扉付が大好き。でも、今回、KATOから発売されたのはこの扉がないタイプ。


381系のやくもが好きなのには変わりないけど、それがちょっと残念。クモハだったら、3両で運転できたのになぁ…。


くろしおから381系が撤退して、関西地区ではその勇ましい活躍中の姿は見られなくなってしまった。もはや、岡山地区でのやくものみでの活躍となってしまい、寂しいけれど、できる限り長く力走してほしい。でも、地元の人たちは、いちはやい新しい車両の導入を望んでいるのかもしれないけどね…。