Mio treno - A che ora parte il prossimo treno?-

自分の持っている鉄道模型や大好きな近鉄を中心として話題展開しているブログです。

今回のダイヤ変更に見える賢い戦略〜近鉄大阪線〜

近鉄といえば、花形は特急。しまかぜ、伊勢志摩ライナー、アーバンライナー、青の協奏曲(シンフォニー)など、華やかな車両がある。その一方で、地元の人々を地道に支えている通勤型車両。そのなかでも、普通区間準急、準急は、どちらかというと地味な存在。今回のダイヤ変更でも、やはりどうしても快急や特に、急行に目がいってしまう。


そこでちょっと大阪線の普通区準、準急についてかいてみよう。今回から登場した、大和朝倉行き、数が増えた五位堂行き。時刻表を見ていて、よくみると、その運用が平日と日祝日ではパターンが違う。



平日は、昼間、下り区準は、榛原行き2本、大和朝倉行き1本。それに加えて、五位堂行き普通が1本。上りは、榛原発普通1本、大和朝倉発区準2本、五位堂発区準1本。


一方、日祝日は、区準五位堂行き1本、大和朝倉行き1本、榛原行き1本、普通の大和朝倉行きが1本。上りは、榛原発区準1本、大和朝倉発2本、五位堂発普通1本。


特に、10時台、11時台には、五位堂や河内国分発の準急や区間準急が設定されていたりする。ただ、平日のラッシュ時、6、7時台に、河内国分発の普通や区準が減便されてしまったのは、始発駅の利用者の始発駅だから座れるという特権がなくなってしまうのは非常に悲しい。


それに、よくわからない設定列車が。榛原発7:27、高安行き普通。河内国分の例をとると、河内国分発は8:22. この列車の前は、8:11の準急(鶴橋着8:34)。そのあとは8:30の準急(鶴橋着8:50)この普通は高安で普通列車に接続はなく、後に来る8:30分発の準急に乗り継ぐしかなく、8:11分の準急に乗れなかったら、20分も待ちぼうけ。朝の忙しい時間帯にちょっと考えられないダイヤ。運用の都合だけの設定列車?


あと、午後の17:57河内国分発の準急。この列車は17:51に朝倉から国分に到着する普通と緩急接続するのかと思いきや、そのあとに来る18:05発の急行が布施、鶴橋に先着。せめて後発の急行よりも早く布施、鶴橋につくなら意味があるけれど、あんまり意味ないんじゃ…と2本、謎の設定列車の話題でした。


次に、今回の目玉は、河内国分~五位堂間の列車が増え、大和朝倉~榛原間の列車が削減された。よく見てみると、なんと、河内国分~五位堂間(8.9km)と大和朝倉~榛原間(8.2km)がほぼ同じ距離なのだ!!大和朝倉から榛原間は駅数、利用者数が少ないうえ、急勾配(つまり、消費電力が多いわりに利用者数が伴わない)。一方、河内国分を過ぎて、関屋から五位堂までは勾配があるが、朝倉~長谷寺間と比べると駅数も多く、開発された住宅地の利用者が多い!そこで、大和朝倉~榛原間の列車本数を減らした分を、河内国分~五位堂間に充てて増やすいう、なんと賢い選択!さすが、近鉄。このやり方には脱帽です!!