115系 かぼちゃ電車~なごり雪~
~汽車を待つきみの横で僕は 時計を気にしてる 季節外れの雪が降ってる~
2018年3月21日、なごり雪が降っていた。別れを惜しむような季節外れの雪。その時、ラストランを迎えたきみへ。
僕が君に出会ったのは、引退のずっと後だった。もちろん、走っている姿を見たことも、乗ったこともなかった。
沿線の人々の日常に溶け込み、人々に寄り添い、愛された列車。通称、かぼちゃ電車。人々の数々の喜び、悲しみ、出会い、別れを見てきたんだよね?
人々の夢と様々な思いを乗せて、走り、そして、駆け抜けた。
新幹線や特急列車ほど脚光を浴びることはなかったようだ。でも、映像や写真を見る限り、どんな輝かしい栄光よりも、素晴らしいラストランだったのかもしれないね?
車体に張られたありがとうの文字。
~きみが去ったホームに残り、落ちてはとける 雪を見ていた~
その日、もしラストランを見送っていたら、間違いなく僕はこんなふうにしてたたずんでいたんだろうな…。
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